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Twitter、新型コロナウイルス感染症に関する不確かな・誤ったツイートに警告ラベル

信頼できるソースへのリンクも付与して、誤解の解消や不安の払しょくに努める

Twitter、新型コロナウイルス感染症に関する不確かな・誤ったツイートに警告ラベル

 米Twitterは5月12日(米国時間)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するデマを防止する取り組みをアップデートした。日本語を含む6カ国語を対象に、真偽に論議のある内容や誤解を生じる情報を含んだツイートに、新たなラベルと警告メッセージが導入される。

 同社はこれまでも“Twitter”でCOVID-19に関する不確かな情報・誤った情報が拡散することを防止するためさまざまな施策を打ち出してきたが、今回の取り組みもその一環。今年初めに導入された改竄コンテンツの警告ラベルが、COVID-19関連のツイートにも適用されるようになる。それほど危険性が高くなくても、人々を混乱させたり、誤解を生じさせたりする可能性のあるツイートは警告ラベルの適用対象となる可能性があるため注意が必要だ。また、警告ラベルにはユーザーの誤解を解いたり、不安を払拭するのに役立つような、正しい情報や外部の信頼できるソースへのリンクも付けられる。

 同社はこうしたコンテンツを大きく3つに分け、重大性に応じた処置を行っていくとのこと。

  • 誤解を招く情報:公衆衛生当局などの各分野の専門家によって、誤りであること、もしくは誤解を生じる可能性があることが、確認されている発言や主張 →ラベルの付与、ツイートの削除
  • 議論の余地がある主張:正確性や正当性、信ぴょう性について議論がある、もしくは確認されていない発言や主張 →ラベルの付与、警告
  • 未確認の情報:真偽はどうあれ、共有された時点では確認されていない情報 →ラベルの付与、ツイートの削除はしないが、説明を追加するなどして状況を明確化する場合がある