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デスクトップ版「Vivaldi 3.1」が公開 ~“メモ”機能を拡充、Androidとの同期も可能

「Chromium 83」へ更新。メニューバーの項目を編集する機能なども

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 ノルウェーのVivaldi Technologiesは6月11日(現地時間)、デスクトップ向け「Vivaldi」の最新版v3.1を正式公開した。「Vivaldi 3.1」ではベースとなっている「Chromium」が「Google Chrome 83」相当へとアップデートされたほか、65件の問題が修正された。“メモ”機能の拡充をはじめとする新要素も含まれている。

 「Vivaldi」の“メモ”は、Webの閲覧中に見つけた気になるコンテンツをサイドバーにスクラップしておける便利な機能だ。Webページの選択テキストを右クリックメニューから[メモへコピー]すると、そのテキストとWebページのアドレスがスクリーンショットとともに保存される。“メモ”はMarkdown記法をサポートしているので、テキストに見出し・太字・箇条書きといったスタイルを追加することも可能。カテゴリーやジャンル、トピックスごとにフォルダー分けすることもできるので、自分専用のミニデータベースのように運用できる。

サイドバーで利用する従来の“メモ”機能

 「Vivaldi 3.1」では、この“メモ”機能を大幅に強化。サイドバーだけでなく、閲覧画面全体で利用できるようになった。テキストの断片を管理するだけならサイドバーでも十分事足りるが、ブログの下書きやレポートの作成といった用途では広い画面が生かせる全画面表示が適している。

閲覧画面全体に表示できる新しい“メモ”機能

 新しい全画面モードの“メモ”機能は、“スピード ダイヤル”などからアクセス可能。設定の同期機能にももちろん対応しており、先日リリースされたAndroid版「Vivaldi 3.1」とデータを共有することもできる。

 そのほかにも、メニューバーの項目を編集する機能などが追加されている。よく使う機能を使いやすい場所にレイアウトすれば、「Vivaldi」の使い勝手をさらに高めることができる。

メニューバーの項目を編集

 デスクトップ版「Vivaldi」は、“Presto”エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの多く取り入れているのが特徴だ。Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10で利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能だ。

ソフトウェア情報

「Vivaldi」
【著作権者】
Vivaldi Technologies AS
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.1.1929.29(20/06/11)