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QRコードでスライドへ招待。翻訳やライブキャプションも備える「PowerPoint Live」が一般公開

教育利用や企業での活用に期待

 米Microsoftは6月17日(現地時間)、「PowerPoint」の新しいライブプレゼンテーション機能「PowerPoint Live」を一般公開した。現在、Web版「PowerPoint」で利用可能。

 「PowerPoint Live」は、今年1月に発表された教育市場向けの新機能。教師が示したQRコードをスキャンしてURLを開くだけで、生徒はそのプレゼンテーションを自分の端末で開くことができる。オンラインバージョンの「PowerPoint」を用いるため、あらかじめ生徒のPCやタブレット、スマートフォンに「PowerPoint」がインストールされている必要はない。モダンなWebブラウザーが利用できれば十分だ。スライドに上映して行うプレゼンテーションとは異なり、手元の端末で見逃したスライドを見返したりできるのはメリットといえるだろう。

 さらに「PowerPoint Live」は他国語のプレゼンテーションをリアルタイムで翻訳する機能、スライドに字幕を付けるライブキャプションといったAI機能を備えている。発表後にアンケートを実施してフィードバックを募ることもできるので、国際的な学会や企業での研修などにも役に立つだろう。