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Microsoftが「Teams」でのプレゼンを補助する「PowerPoint Live」の機能強化を発表

スライド内のどこでもカメラの映像を埋め込める「カメオ」機能が利用可能に

Microsoftが「PowerPoint Live in Microsoft Teams」の機能強化を発表

 米Microsoftは10月12日(現地時間)、「Microsoft Teams」を使ったビデオ会議でのプレゼンテーションを補助する「PowerPoint Live in Microsoft Teams」の機能強化について発表した。

 「PowerPoint Live in Microsoft Teams」は、「Microsoft Teams」のコンテンツ共有機能で「PowerPoint」のファイルを選択すると、発表者に「PowerPoint」の発表者ツール(スライド一覧やノートなど)、参加者にスライドを表示できる機能。画面共有よりもネットワーク帯域の利用を抑え、画質を向上させられる上、発表者は発表中にポインターの表示や描き込みを行える。

 また、参加者は他の参加者の画面に影響を与えずにスライドを切り替えたり、自分の使う言語に翻訳したり、スクリーンリーダーでスライド上のテキストを読み上げるといったことが可能。ビデオ会議でのプレゼン体験を格段に向上できる。

 同日から一般提供が開始された「Cameo」(カメオ)機能を使うと、発表者はスライド内に形や場所を自由にレイアウトして、リアルタイムのカメラの映像を埋め込むことが可能。カメラの映像はできる。発表者の姿をスライド内で見せながらプレゼンを行うことが可能。また、まもなく「PowerPoint」アプリでもiPhoneの「連係カメラ」のリアルタイム映像を、スライドに埋め込めるようになるという。

「Cameo」(カメオ)機能

 さらに近々、参加者が他の参加者の画面に影響を与えずにスライドを拡大表示できる「Magnifier」(拡大鏡)機能が利用できるようになる。「Magnifier」機能は発表者も利用でき、スライドの参加者にしっかり把握してほしい箇所にズームインして見せることが可能だ。

「Magnifier」機能

 そのほか、発表者の音声を自動で字幕表示できるキャプション機能の追加や、スライドをハイコントラスト表示にする機能の改善も予定されている。

キャプション機能
ハイコントラスト表示にする機能も改善