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iPad版「PowerPoint」アプリにもスライドをアニメーションGIFへ変換する機能

デスクトップと同等、「Office Insider」で先行テスト

iPad版「PowerPoint」アプリにスライドをアニメーションGIFへ変換する機能

 米Microsoftは1月24日(現地時間)、iPad版「PowerPoint」アプリにスライドをアニメーションGIFへ変換する機能を「Office Insider」テスターに解放したと発表した。プレゼンテーション全体をアニメーションGIFにすることもできる。

 スライドをアニメーションGIFへ変換する機能はすでにデスクトップ(Windows/Mac)版で実装されており、「PowerPoint」を簡易的なアニメーション作成ツールとして利用するユーザーや、「PowerPoint」のない環境でもアニメーション付きスライドを再生したい場合に活用されていた。

 しかし、出先でノートPCは利用せず、コンパクトなiPadしか持たないという人も最近は少なくないだろう。今回の改善は、そうしたユーザーにとって朗報といえる。

 スライドをエクスポートする際は、品質を3段階から選択可能。また、アニメーションGIFへ変換するスライドの範囲やフレームレート(1秒当たりに表示するスライド数)、背景を透過するかどうかなども指定でき、最新のデスクトップ版と同等の機能を利用できる。

 アニメーションGIFファイルへ出力したあとは、iPadOS標準の[共有]コマンドでSNSや他のアプリと簡単に共有できる。

iPad版「PowerPoint」アプリでスライドをアニメーションGIFへ変換する手順

 この機能を利用するには、「Office Insider」プログラムに加入し、iPad版「PowerPoint」アプリをv2.70(Build 23012202)以降へ更新する必要がある。ただし、一部の環境から段階的にロールアウトされているようで、すぐには利用できないことがある点には注意したい。