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ミーティングへの参加人数が最大300名に ~「Microsoft Teams」の2020年6月アップデート

最大49の参加者を同時表示できる7×7のギャラリービュー、ブレイクアウトルームもテスト

 米Microsoftは6月30日(現地時間)、「Microsoft Teams」に導入した新機能を発表した。2020年6月は「Teams」と「Skype」の相互運用以外にも、多くの機能追加や改善が施されている。

7×7のギャラリービュー

7×7のギャラリービュー

 「Teams」のビデオ会議では最大9名の参加者を同時に表示できるが、さらに多くの参加者を同時に表示できるギャラリービューが近日中にも開始される。新しいギャラリービューは7×7のグリッドになっており、1つの画面で最大49人の参加者を同時に表示可能だ。

バーチャルブレイクアウトルーム

バーチャルブレイクアウトルーム

 ブレイクアウトルームはミーティングの主催者が参加者を小グループに分け、ブレインストーミングや学習、ディスカッションなどを行えるようにする機能だ。今月初めに発表され、今年後半にもロールアウトされる。

 主催者はグループを巡回したり、リクエストに応じてグループに参加したり、それぞれの部屋にアナウンスを流したり、全員をミーティングに呼び戻すことができる。グループで行われた作業や成果は、みんながミーティングに戻った際に共有できる。

そのほかの強化

 また、大規模会議へのニーズを満たすため、「Teams」ミーティングに参加できる最大人数が300人に拡大された。チャネルヘッダーには会議ボタンが追加され、手軽にミーティングを始められるようになった。

チャネルヘッダーには会議ボタンが追加

 また、無償版の「Teams」では会議のスケジュール機能をサポート。iOS版の「Teams」アプリでは、デスクトップとWebでサポートされているオンデマンドのチャット翻訳機能が利用できるようになる。

 そのほかにも、管理者向けの機能や開発者向けプラットフォームなどで多くの改善が導入された。