ニュース

Windowsのドライバー検証が強化 ~2020年10月更新以降、導入時にエラーが発生することも

ドライバベンダーまたはデバイスメーカー(OEM)による対応が必要

“Windows 10 release information”のアナウンス

 米Microsoftは10月13日(現地時間)、Windowsでサードパーティ製ドライバーをインストールするとエラーが表示される問題に関して、声明を発表した。

 同社によると、サードパーティ製ドライバーのなかには不適切にフォーマットされたカタログファイルが含まれている場合があり、インストール中に“ドライバソフトウェアの発行元を確認できません”というエラーが表示されたり、「エクスプローラー」から署名のプロパティを確認しようとすると“署名が存在しない”というエラーが表示されることがあるという。

 これは同日リリースされた2020年10月の更新から、フォーマットが正しくないサードパーティ製ドライバーをWindowsが受け付けなくなったためだ。今後はカタログファイルに対する署名の検証が厳しくなるため、今まで正常にインストールできていたドライバーのなかにもエラーでセットアップが完了しないものが出てくる可能性がある。

 なお、この変更は以下のバージョンのWindowsに適用される。問題が発生した場合は、ドライバベンダーまたはデバイスメーカー(OEM)による対応が必要だ。

  • Windows 10 バージョン 2004
  • Windows 10 バージョン 1909
  • Windows 10 バージョン 1903
  • Windows 10 バージョン 1809
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2019
  • Windows 10 バージョン 1803
  • Windows 10 バージョン 1709
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2016
  • Windows 10 バージョン 1607
  • Windows 10 Enterprise 2015 LTSB
  • Windows 8.1
  • Windows Server バージョン2004
  • Windows Server バージョン1909
  • Windows Server バージョン1903
  • Windows Server バージョン1809
  • Windows Server 2019
  • Windows Server バージョン1803
  • Windows Server バージョン1709
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2