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「IE」で非互換サイトを開くと「Microsoft Edge」に自動リダイレクト ~「Edge 87」から実施

“グループ ポリシー”で挙動を制御できるようになる予定

「Internet Explorer」非互換サイトからリダイレクトされた「Microsoft Edge 87」

 安定(Stable)版「Microsoft Edge 87」以降には、「Internet Explorer」と互換性のないパブリックサイトへアクセスすると自動で「Edge」にリダイレクトする機能が追加されるとのこと。米Microsoftが10月19日(現地時間)付けで公開したドキュメントページにその詳細が案内されている。

 同社は「Internet Explorer」(IE)と互換性のないことがわかっているWebサイトをデータベースで管理しているが、「Edge 87」以降がインストールされた環境でそれらのWebサイトを「IE」で開こうとすると“アクセスしようとした Web サイトは、Internet Explorer では動作しません”という案内ページが現れ、代わりに「Edge」で当該サイトが開かれるようになる(リダイレクト)。その際、「IE」の閲覧データや“お気に入り”といった設定のインポートを促すダイアログも表示される。チェックボックスを外せば、このインポート処理はスキップすることも可能。さらに、「Edge」の閲覧画面上部にはWebサイトがIE非互換であることを示し、「Edge」への移行を案内するバナーが表示される。

「IE」には“アクセスしようとした Web サイトは、Internet Explorer では動作しません”という案内ページが現れる
「Edge」の閲覧画面上部にはWebサイトがIE非互換であることを示し、「Edge」への移行を案内するバナーが表示される

 この仕様は“グループ ポリシー”で無効化できるようになる予定だ。ポリシーは以下の3つで構成されており、リダイレクトの際の挙動を管理者側で制御できるようになる。

  • RedirectSitesFromInternetExplorerPreventBHOInstall:リダイレクトを司るブラウザーヘルパーオブジェクト(BHO)のインストールを許可するかどうか
  • RedirectSitesFromInternetExplorerRedirectMode:リダイレクトモードの設定
  • HideInternetExplorerRedirectUXForIncompatibleSitesEnabled:リダイレクト後のダイアログ・バナーを表示するかどうか

 このリダイレクトをテストしたい場合は、プレビュー版「Edge」をインストールした環境で「IE」を起動し、“Facebook”や“LinkedIn”などの非互換サイトへアクセスすればよい。