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コロナ禍でのオンライン生活を保護 ~セキュリティソフト「ESET」V14.0の販売が開始

セキュアーブラウザー、Password Manager、ホームネットワーク保護の3点を重点強化

「ESET Internet Security」v13.0

 キヤノンマーケティングジャパン(株)は11月5日、「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」V14の提供を開始した。現在、同社のオンラインストアなどから購入可能。30日間試用できる無償の体験版も用意されている。

 「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」は、スロバキアで創設されたESET社のウイルス対策ソフト。未知の脅威を検出する“ヒューリスティック技術”やランサムウェアに有効な“ランサムウェア保護”、ファイルレスマルウェアに有効な“アドバンスド メモリスキャナー”などを備えており、年々高度・巧妙になっていく脅威に対し多層防御で対抗できる。また、ペアレンタルコントロールや盗難対策、Webカメラアクセス制御なども可能で、幅広い支持を集めている。

 最新のV14.0では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大でリモートワークやオンライン学習、オンラインショッピングへの移行が進んでいることに対応し、“セキュアーブラウザー”や“Password Manager”、“ホームネットワーク保護”といった機能の拡充が図られた。

 “セキュアーブラウザー”(インターネットバンキング保護)は、Webブラウザーを保護モードで起動し、情報窃取を防止する機能。このモードで起動するとWebブラウザーは黄緑色の枠で覆われ、利用できるアドオンが制限されるほか、入力データが暗号化される。

“セキュアーブラウザー”(インターネットバンキング保護)

 従来の「ESET」で“セキュアーブラウザー”を利用する場合、[ツール]セクションからインターネットバンキング保護を開始する必要があったが、最新版では通常の起動方法でも初めから“セキュアーブラウザー”モードを有効化するよう設定できる。また、利用可能なアドオンも4段階で調整できるようになり、安全性と利便性を両立させたいといったニーズに応えている。

詳細設定ですべての対応ブラウザーを“セキュアーブラウザー”モードに

 対応ブラウザーは以下の通り。本バージョンから「Chromium」ベースの新しい「Microsoft Edge」がサポートされている。

  • Microsoft Edge(Chromium 版)
  • Mozilla Firefox
  • Internet Explorer
  • Google Chrome

 また、パスワード管理ツール“Password Manager”ではパスワード生成や強度チェック、重複チェックといった基本機能に加え、“パスワード漏洩チェック機能”が利用できるようになった。漏洩が確認されているパスワードのデータベースと照合し、合致するパスワードがあれば速やかにユーザーへ知らせ、パスワードの変更を促す。

漏洩パスワードの検出に対応した“Password Manager”

 ホームルーターやそこに接続している機器の安全性を確認できる“ホームネットワーク保護”では、接続機器の検出精度が強化された。機種やベンダー情報、OSなども取得できるようになり、種類別に分類して可視化できるため、不審な機器が接続されていないかをひと目で把握できるようになる。また、ホームルーターや接続機器で不要なサービスが動作していたり、不適切なパスワードが設定されていたりする場合は、設定が脆弱であることを知らせ、対策を示してくれる。

ホームルーターやそこに接続している機器の安全性を確認できる“ホームネットワーク保護”

 「ESET」製品の基本グレード「ESET インターネット セキュリティ」は、1台1年ライセンスの場合で希望小売価格4,500円。それ以外にも、パスワード管理機能が追加された「ESET スマート セキュリティ プレミアム」(6,800円)と、他社製アプリを含めたサポートを受けられる「ESET インターネット セキュリティ まるごと安心パック」(7,500円)がラインナップされている(いずれも税抜き)。ライセンスはWindows/Mac/Android共通。