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インテルCPUのAIセキュリティ機能を統合してランサムウェア対策を強化した「ESET」V16
「Intel vPro」搭載PCで利用可能
2022年11月9日 06:45
キヤノンマーケティングジャパン(株)は10月25日、「ESETセキュリティ ソフトウェア シリーズ」の最新版V16の提供を開始した。現在、同社のオンラインストアなどから購入可能。30日間試用できる無償の体験版も用意されている。
最新版では、インテルのCPUに搭載されたハードウェアベースのランサムウェア検出技術「Intel Threat Detection Technology」(以下、Intel TDT)を多層防御機能へ統合することで、ランサムウェア対策機能が強化されている。Intel TDTにより、PCのメモリー上で検出を回避しようとするランサムウェアの挙動を、機械学習モデルを使った技術で検知できるようになった。
さらに、ハードウェアの機能であるため、この機能によるシステムへの負荷は軽減され、パフォーマンスを維持したままランサムウェアへの備えを強化できるとしている。なお、Intel TDTの統合機能は、エンドポイントのセキュリティと管理機能に必要な統合ツールを提供する「Intel vPro」プラットフォームと、第9世代以降のIntel Core CPUを搭載したPCが必要。
そのほか、ユーザーインターフェイスが刷新され、操作性や視認性が向上した。また、ダークモードにも対応している。
「ESET」は、スロバキアで創設されたESET社が開発する統合セキュリティソフトで、軽快な動作と堅牢な保護機能が特徴。Windows/Mac/Androidに対応しており、Windows版の「ESET Internet Security」はWindows 10/11で動作する。
「ESET」製品の基本グレード「ESET インターネット セキュリティ」は、1台1年ライセンスの場合で4,950円。それ以外にも、パスワード管理機能が追加された「ESET スマート セキュリティ プレミアム」(1台1年7,480円など)や、他社製アプリを含めたサポートを受けられる「ESET インターネット セキュリティ まるごと安心パック」(1台1年8,250円など)といったグレードがラインナップされている。ライセンスはWindows/Mac/Android共通。
ソフトウェア情報
- 「ESET Internet Security」
- 【著作権者】
- ESET,s.r.o
- 【対応OS】
- Windows 10/11
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 4,950円(1台1年ライセンス)など
- 【バージョン】
- 16.0.22.0(22/10/25)