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リリースされたばかりの「Big Sur」も対象 ~Appleが「macOS」「Safari」にセキュリティアップデート

旧OSから「macOS Big Sur」へアップグレードした場合はアップデート適用済み

「macOS Big Sur 11.0.1」

 米Appleは11月12日(現地時間)、自社製品のセキュリティアップデートを発表した。本日発表された「macOS Big Sur」も対象となっている。

「macOS Big Sur 11.0.1」

 「macOS Big Sur」ではCVE番号ベースで60件の脆弱性が修正された。これにはGoogleのセキュリティチーム“Project Zero”によって報告された3件のゼロデイ脆弱性も含まれており、注意を要する。「iOS 14」「macOS Catalina 10.15.7」ではすでに対策済みだ。

  • CVE-2020-27930:フォントパーサーにおける任意コードの実行
  • CVE-2020-27950:カーネルの特権昇格
  • CVE-2020-27932:カーネルのメモリリーク

 なお、セキュリティパッチを適用しなければならないのはプリインストールされた「macOS Big Sur」のみとなる。旧OSからアップグレードした場合は対策済みの「macOS Big Sur 11.0.1」となるため、改めてパッチを適用する不要はない。

「Security Update 2020-006 High Sierra」、「Security Update 2020-006 Mojave」

 「macOS High Sierra」「macOS Mojave」にもセキュリティパッチが提供されている。前述の3件のゼロデイ脆弱性が対処されているので、かならずアップデートしておきたい。

「Safari 14.0.1」

 「macOS High Sierra」「macOS Mojave」の「Safari」では、CVE番号ベースで2件の脆弱性が修正された。「Safari」のアドレスバーでURLのなりすましが行えてしまう問題と、細工が施されたWebコンテンツを処理すると任意のコードが実行される「WebKit」の脆弱性が解決されている。