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Adobe、ARM版「Windows 10」でネイティブ動作する「Photoshop」をベータリリース

初期ビルドでは機能が大きく制限されるものの、今後解決されてい組み込み

ARM64デバイス向け「Adobe Photoshop」ベータ版

 米Adobeは11月17日(現地時間)、ARM版「Windows 10」に対応した「Adobe Photoshop」をベータ版として公開した。“Surface Pro X”などのARM64デバイスで「Photoshop」をネイティブ動作させることができる。

 ARM64デバイス向け「Photoshop」の動作要件は以下の通り。加えて「OpenCL」「OpenGL」関連の機能を利用するには、“Microsoft Store”で公開されている互換機能パックを導入する必要がある。

  • 8GB以上のメモリを搭載した“Surface Pro X”
  • 「Windows 10 バージョン 2004」(OS ビルド 19041.488)

 適合するデバイスで「Adobe Creative Cloud」デスクトップアプリを起動すると、[ベータ版アプリケーション]セクションに“Photoshop (Beta)”が現れる。“Adobe Creative Cloud”サブスクリプションを購入していなくても、7日間の試用が可能だ。

[ベータ版アプリケーション]セクションに“Photoshop (Beta)”が現れる

 初期ビルドは“被写体を選択”や“コンテンツに応じた塗りつぶし”、“空の置き換え”など、利用不能な機能が多く残されている。また、一部の機能でパフォーマンスが低下する可能性があるとのこと。同社は今後もより多くの機能が利用できるように取り組むとしている。