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「Adobe Photoshop」がARM64に正式対応 ~「Surface Pro X」などでネイティブ動作
2021年5月リリースより
2021年5月18日 10:00
米Adobeは2021年5月の「Adobe Photoshop」アップデートで、ARM CPUを搭載したWindows 10デバイスに正式対応したと発表した。同社は昨年11月よりARM版Windows 10に対応した「Adobe Photoshop」をベータテストしていたが、ようやく正式リリースされた格好だ。
「Surface Pro X」などのARM64デバイスで「Photoshop」をネイティブで動作させられるようになったことは、パフォーマンスとバッテリー持続時間の面で大きな前進だ。ただし、通常の「Adobe Photoshop」と比べ、以下の機能がサポートされないなど若干の制限事項があるので注意したい。
- 埋め込みビデオレイヤーの読み込み、書き出し、再生
- 手ぶれ補正フィルター
- コラボレーション機能[編集に招待]のワークフロー
- プリセットの同期はデフォルト無効
- Windows Dial(Surface Dialデバイスのことか?)のサポート
- ジェネレーターおよびそれに関連する機能
- U3D ファイルを開いたり配置する
- 「Lightroom」の[Edit In]コマンドから「Photoshop」を起動
- オイルペイントフィルター
- ヘブライ語とアラビア語のスペルチェックとハイフネーション
- プラグインマーケットプレイスパネル
システム要件は64bit版「Windows 10 バージョン 2004」(OS ビルド 19041.488)以降、8GB以上のメモリなど(推奨は16GB)。起動時にフリーズする場合は「Microsoft Store」で公開されている「OpenCL」「OpenGL」互換機能パックの導入が推奨されている。そのほかの既知の問題に関しては、公式のサポートページを参照のこと。