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「3DMark」v2.16が公開 ~ベンチマーク結果画面が新しくなったメジャーアップデート
GPUのポテンシャルは引き出せている? あのゲームは快適にプレイできる? を一目で確認
2020年11月26日 08:00
フィンランドのULは11月25日(現地時間)、定番3Dベンチマークソフト「3DMark」のWindows向け最新版v2.16.7094を公開した。NVIDIAの“GeForce RTX 30”シリーズの対抗馬としてAMDから“Radeon RX 6000”シリーズが発売され、3Dベンチマークへの関心が高まりを見せていることをうけ、PCゲーマーがスコアの意味をより深く理解するのに役立つ機能がベンチマークの結果画面に追加されているという。
1つ目は、同じコンポーネント(CPU/GPU)を搭載するシステムとベンチマークスコアを比較できるチャートだ。このチャートを見れば自分のシステムのパフォーマンスが平均値や中央値からどれだけ乖離しているのかが一目でわかる。スコアが低い場合はCPU/GPUのポテンシャルを引き出せていないということなので、ドライバーをアップデートしたり、チューニングを施したり、ソフトウェア環境を見直すなどの改善が必要となるだろう。
2つ目は、主要なゲームでどれだけのFPSを期待できるかを示す“ゲームパフォーマンス予測”だ。PCゲーマーがわざわざ高価なGPUを買うのは、「3DMark」で高いベンチマークスコアを得るためではなく、お気に入りのゲームを快適にするためだろう。そこで同社は社内テストで得られた広範なデータに基づき、「3DMark」のベンチマークスコアと実際のゲームで得られる平均フレームレートの相関をモデル化。ベンチマーク結果画面のプルダウンメニューで好みのゲームを選択するだけで、そのゲームでどれだけゲームフレームレートが得られるかを推計できるようにした。
現在のところ、サポートされているゲームは以下の通り。いずれも世界的な人気を誇るメジャータイトルだ。
- Apex Legends
- Battlefield V
- Fortnite
- GTA V
- Red Dead Redemption 2
「3DMark」はWindows 7以降に対応しており、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。エントリー版の“Basic”エディションは非商用に限り無償で利用できる。なお、今回発表された新しいベンチマーク結果画面は、すべての「3DMark」エディションに提供される。ただし、“ゲームパフォーマンス予測”を利用できるのは“Advanced”と“Professional”の両エディションのみだ。
ソフトウェア情報
- 「3DMark」Basic Edition
- 【著作権者】
- UL LLC
- 【対応OS】
- Windows 7以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.16.7094(20/11/25)