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Apple Siliconネイティブの「Microsoft Edge」がDev版に ~Mac向けの独自機能も

メモリ利用量・CPU使用率を約2/3にまで削減するタブスリーピングにも注目

“Microsoft Edge Insider”のダウンロードページ

 米Microsoftは1月6日(現地時間)、Dev版「Microsoft Edge」をアップデートした(build 89.0.752.1)。現在、“Microsoft Edge Insider”からWindows/Mac/Linux版を無償でダウンロード可能。

 本ビルドでは、アクティブではないタブのリソースを積極的に解放して負荷を低減するタブスリーピング(Sleeping Tabs)の展開が終了。先月初めから段階的にリリースされていたが、すべてのDev版「Edge」で利用できるようになった。同社によると、この機能により一般的な環境でメモリ使用量は平均で32%、CPU利用率は平均37%削減できるという。

メモリ利用量・CPU使用率を約2/3にまで削減するタブスリーピング

 そのほかにもリンクのスマートコピーを利用する際、タイトルを取得するためにバックグラウンドでの通信を許可するかどうかを指定するオプションを導入。PDFツールバーにページ内検索のためのボタンが追加された。ショッピング機能の強化や安定性の向上も図られている。

リンクのスマートコピーに新しいオプション
PDFツールバーにページ内検索のためのボタンが追加

 加えて、今回のリリースから“Apple Silicon(M1)”搭載デバイス向けのビルドが用意されるようになった。ダウンロードの際にIntel CPU搭載デバイス向けとM1搭載デバイス向けを選択できる。“Canary”チャネルではすでに利用できたが、より安定したビルドを使いたいユーザーはこちらを選択したい。

Apple Silicon(M1)向けのバイナリがDevビルドでも利用可能に

 「Edge」がM1デバイスでネイティブ動作しているかどうかは、「アクティビティ モニタ」でプロセスアーキテクチャーが“Apple”になっていることで確かめられる。

「Edge」がM1デバイスでネイティブ動作しているかどうかは、「アクティビティ モニタ」で確認可能。Dev版のアーキテクチャーは“Apple”、Stable版のアーキテクチャーは“Intel”になっているのがわかる

 Canary/Dev版のMac向け「Edge」では“Touch Bar”から動画をピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)再生させたり、全画面表示の最適化が行われているとのこと。興味のあるユーザーは試してみてほしい。