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Apple Siliconネイティブの「Microsoft Edge」がDev版に ~Mac向けの独自機能も
メモリ利用量・CPU使用率を約2/3にまで削減するタブスリーピングにも注目
2021年1月7日 16:00
米Microsoftは1月6日(現地時間)、Dev版「Microsoft Edge」をアップデートした(build 89.0.752.1)。現在、“Microsoft Edge Insider”からWindows/Mac/Linux版を無償でダウンロード可能。
本ビルドでは、アクティブではないタブのリソースを積極的に解放して負荷を低減するタブスリーピング(Sleeping Tabs)の展開が終了。先月初めから段階的にリリースされていたが、すべてのDev版「Edge」で利用できるようになった。同社によると、この機能により一般的な環境でメモリ使用量は平均で32%、CPU利用率は平均37%削減できるという。
そのほかにもリンクのスマートコピーを利用する際、タイトルを取得するためにバックグラウンドでの通信を許可するかどうかを指定するオプションを導入。PDFツールバーにページ内検索のためのボタンが追加された。ショッピング機能の強化や安定性の向上も図られている。
加えて、今回のリリースから“Apple Silicon(M1)”搭載デバイス向けのビルドが用意されるようになった。ダウンロードの際にIntel CPU搭載デバイス向けとM1搭載デバイス向けを選択できる。“Canary”チャネルではすでに利用できたが、より安定したビルドを使いたいユーザーはこちらを選択したい。
「Edge」がM1デバイスでネイティブ動作しているかどうかは、「アクティビティ モニタ」でプロセスアーキテクチャーが“Apple”になっていることで確かめられる。
Canary/Dev版のMac向け「Edge」では“Touch Bar”から動画をピクチャー・イン・ピクチャー(PinP)再生させたり、全画面表示の最適化が行われているとのこと。興味のあるユーザーは試してみてほしい。