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「Windows Terminal」に待望の設定GUI ~v1.6プレビュー版で先行導入
正式版「Windows Terminal 1.5」にはハイパーリンク機能
2021年1月29日 10:30
米Microsoftは1月28日(現地時間)、「Windows Terminal 1.5」を正式リリースした。プレビュー版でテストされていたハイパーリンク機能などが利用できるようになった。併せて「Windows Terminal Preview 1.6」のリリースも発表されている。
「Windows Terminal Preview 1.6」の目玉は、設定GUIだ。これまではJSONファイルを編集する必要があったが、これからはGUIで設定を変更できる。
ただし、この新しい設定インターフェイスはまだ初期リリースであるため、タブバーのプルダウンメニューにある[設定]コマンドからは利用できない。設定GUIを開くアクションをキーボードショートカットに割り当てる(バインド)などして呼び出す必要がある。たとえば[Ctrl]+[Shift]+[,]キーに割り当てる場合は、設定ファイルへ以下のように記入すればよい。
{
"actions":
[
// 以下の行を追加
{
"command": {
"action": "openSettings", "target": "settingsUI" },
"keys": "ctrl+shift+,"
},
]
}
設定GUIは今後も引き続き改善される予定。現在はキーボードナビゲーションやアクセシビリティの改善、アクションとキーのバインドへの対応、プロファイルの並び替えといった改善に取り組んでいるという。
そのほかにも、「Windows Terminal」を好みの設定で起動できるよう、カスタムスタートアップ機能が拡充。シーケンスを受信するとタブとタスクバーに進行状況インジケーター(アイコンがぐるぐる回るアニメーション)が表示されるようになった。エディターの背景でHLSLピクセルシェーダーが実験的にサポートされたほか、アクションの追加も行われている。
「Windows Terminal」は、Microsoftが主導でオープンソース開発しているターミナルアプリ(ライセンスは“MIT License”)。DirectWrite/DirectXベースのテキストレンダリングエンジンやUTF-16/UTF-8両対応のテキストバッファーを備えたモダンな設計、複数のシェル(PowerShell、WSL/Linuxなど)をタブで切り替えたり、ペインで画面分割して同時利用できるレイアウトの柔軟性、プロファイルベースの高いカスタマイズ性などが特徴だ。現在、“GitHub”や“Microsoft Store”から無償でダウンロードできる。
なお、「Windows Terminal」は1カ月スパンの開発サイクルを採用しており、現行のプレビュー版は来月に正式リリースされる見込み。
ソフトウェア情報
- 「Windows Terminal」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.5.10271.0(21/01/28)