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「EmEditor」の最新版v20.6が公開 ~260文字を超える長いファイルパスをサポート

URIスキームのカスタマイズも可能に。既定のWebブラウザーはIEからEdgeへ

「EmEditor Professional」v20.6が公開

 米Emurasoftは3月17日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v20.6.0を正式公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 v20.6では、260文字を超える長いファイルパスをサポート。プラグインやマクロなどにまだ未対応部分があるものの、ファイルを開く処理やファイルから検索・置換する処理など、アプリ本体の多くで長いファイルパスを問題なく扱えるようになった。

 また、URIスキーム(“http://”や“mailto://”など)をカスタマイズできるようになった。[ツール]-[カスタマイズ]ダイアログの[URIスキーム]セクションで、「EmEditor」がリンクとして扱う文字列をON/OFFしたり、追加・削除できる。

[ツール]-[カスタマイズ]ダイアログの[URIスキーム]セクション

 そのほかにも、終了時にファイル・検索の履歴をクリアするオプションを追加。既定の外部ツールが「Internet Explorer」から「Microsoft Edge」へと置き換えられた。CVS文書に非常に多くの列が存在する場合の“GetCell”メソッドや、非常に長い行が折り返されている場合の処理速度も高速化されている。

 「EmEditor Professional」は、Windowsプラットフォームで定番のテキストエディター。プラグインで機能を拡張できるのが特徴で、CSVデータを扱うための機能も非常に充実している。有償ソフトだが30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。また、インストーラー版のほかにも、“Microsoft Store”から入手できるストア版が用意されており、年額2,350円で利用可能。最新のストア版は数日以内にリリースされる予定で、利用中の場合は自動でアップデートされる。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降
【ソフト種別】
シェアウェア 年額税抜き4,800円(永久ライセンスは税抜き21,600円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
20.6.0(21/03/17)