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無料ペイントソフト「Krita」v4.4.3が公開 ~Windows版(32bit)のリリースはこれが最後

Mac版はARM/x86両対応のユニバーサルバイナリに

「Krita」v4.4.3

 無料ペイントソフト「Krita」v4.4.3が、3月24日に公開された。本バージョンは、不具合の修正が中心のマイナーアップデート。2回のベータリリースを経て、非常に安定したバージョンになっているという。

 主要な変更点としては、macOS版が初めてユニバーサルバイナリとしてリリースされた。単一のファイルにARMビルドとx64ビルドの両方が含まれている。ただし、Mac版「Krita」で最大の課題となっている「OpenGL」フレームの再描画が入力キューに割り込む問題は、依然どちらのアーキテクチャーでも未解決だという。今後の改善に期待したい。

 なお、「Krita 4.4」の開発は本バージョンで一応の区切りとなる。今後は「Krita 5」の開発にリソースを集中していくとのこと。これに伴い、32bit版Windows向けのリリースは本バージョンが最後になる見込みだ。今後のバージョンは64bit版のみのリリースとなる。

 「Krita」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのペイントソフト。対応OSはWindows/Mac/Linuxなどで、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。寄付も歓迎しており、“Microsoft Store”や“Steam”からアプリを購入すれば開発を支援できる。

ソフトウェア情報

「Krita」Windows版
【著作権者】
The Krita team
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.4.3(21/03/24)