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「Everything」のタスクバー統合がより手軽に ~「EverythingToolbar」に新インストーラー
ホットキーで「EverythingToolbar」の検索ボックスにフォーカス可能
2021年4月9日 06:45
Windowsのタスクバーに「Everything」を組み込む「EverythingToolbar」v0.6.3が、4月7日に公開された。このアップデートでは、MSI形式の新しいインストーラーが導入され、手軽にインストールできるようになってている。
「EverythingToolbar」は、最強との呼び声高いファイル検索ツール「Everything」をWindowsタスクバーのツールバーとして組み込むアプリ。Windowsの検索ボックスをこれに置き換えてしまえば、あたかも「Everything」がOS標準の検索ツールであるかのように利用できる。
v0.6.2までの「EverythingToolbar」は“install.cmd”というバッチファイルを実行して、ユーザーフォルダーにインストールする仕組みだったが、一部の環境で問題を引き起こしていたという。バッチファイルを管理者権限で実行するのを忘れてインストールが失敗することもあったので、MSI形式のインストーラーで確実にセットアップできるようになったのは喜ばしい。v0.6.3からの「EverythingToolbar」は、UACを介して管理者権限でマシン全体にインストールされ、新バージョンが出ても旧バージョンをアンインストールする必要はなく、そのまま上書きアップデートできる。
ただし、v0.6.3をセットアップする際は、あらかじめv0.6.2およびそれ以前のバージョンをアンインストールする必要があるので注意。これを怠ると、不具合が発生する可能性がある。
そのほかにも、最近のアップデートではマウス・キーボードショートカットの拡充が図られた。
- [Shift]+マウスクリック:「Everything」で開く
- [Ctrl]+[Enter]:パスを「エクスプローラー」で開く
- [Ctrl]+マウスクリック:パスを「エクスプローラー」で開く
- [Alt]+[Enter]:ファイルのプロパティ画面を開く
- [Alt]+マウスクリック:ファイルのプロパティ画面を開く
- [Ctrl]+[0]~[9]:フィルターを開くSelect filter
- [Ctrl]+[Shift]+[Enter]:管理者権限で実行する
これらの操作は、マウスの右クリックメニューからも利用可能。[Windows]+[Alt]+[S]キーを押せば「EverythingToolbar」の検索ボックスにフォーカスを移動させることもできる。また、「EverythingToolbar」の検索ボックスをWindows 10の検索ボックスに似せるためのデザイン調整や、高DPI環境への対応強化、検索ボックスでのIMEサポートなども行われている。
ソフトウェア情報
- 「EverythingToolbar」
- 【著作権者】
- Stephan Rumswinkel 氏
- 【対応OS】
- Windows 10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.6.3(21/04/07)