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OSの検索機能を完全に置き換え ~「EverythingToolbar」に待望の機能が実験搭載
[Windows]キーに続いてキーをタイプするとシームレスに「Everything」検索へ
2021年7月16日 17:15
Windowsのタスクバーに「Everything」を組み込む「EverythingToolbar」が、7月13日にアップデートされた(v0.7.1)。本バージョンでは、[スタート]画面の検索を「EverythingToolbar」に置き換える機能が実験的に搭載されている。
「EverythingToolbar」は、最強との呼び声高いファイル検索ツール「Everything」をWindowsのタスクバーへツールバーとして組み込めるようにするアプリ。専用のインストーラーを利用してセットアップし、タスクバーを右クリックして[ツールバー]-[Everything Toolbar]を有効化すると、タスクバーで「Everything」を利用した検索が可能になる。位置を調整すれば、OS標準の検索機能のように見せることも可能だ。
しかし、OSの検索機能を完全に置き換えるには、[Windows]キーに続いてキーをタイプをしたとき、シームレスに検索ボックスへフォーカスが移動してほしいものだ。従来の「EverythingToolbar」も[Windows]+[Alt]+[S]キーで検索ボックスにフォーカスを移動させることはできたが、専用のキーボードショートカットを押す必要がある分、OSとの一体性という点では劣っていた。
最新版には[スタートメニューの検索を置き換える]というオプションが追加されており、これを有効化することで[Windows]キーのあとに何かタイプするとシームレスに「EverythingToolbar」にフォーカスが移動するようになっている。まだ実験的な機能だが、ベータ版で先行テストされているので、大きな問題はないだろう。
また、UIのローカライズが可能となり、日本語を含む4カ国語がサポートされた。IMEに関する問題も解決されており、以前よりも快適に利用できるようになっている。検索機能に関しても、基本的なフィルター表現(「video:」や「pic:」)がサポートされるなど多くの改善が行われている。
「EverythingToolbar」は、「MIT License」ライセンスのオープンソースプロジェクト。Windows 10に対応しており、現在「GitHub」のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「EverythingToolbar」
- 【著作権者】
- Stephan Rumswinkel 氏
- 【対応OS】
- Windows 10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.7.1(21/07/13)