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最強の検索ツール「Everything」をOSに組み込む「EverythingToolbar」がv1.0に

Windows 11をサポート

「EverythingToolbar」v1.0

 「Everything」をWindowsのタスクバーへ組み込めるアプリ「EverythingToolbar」の最新版v1.0が、1月28日(日本時間)に公開された。今回が初のメジャーバージョンアップだ。

 「Everything」は、最強との呼び声高い高機能・高速なWindows向けファイル検索ツール。愛用者のなかには、OS標準の検索機能「Windows Search」の代わりに「Everything」が使えればいいのにと感じている人も多いのではないだろうか。

最強との呼び声高い「Everything」。だが、OSとの統合性という点では難があった

 「EverythingToolbar」は、その願いをかなえるツール。「MIT」ライセンスのオープンソースプロジェクトで、現在「GitHub」のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。

 「EverythingToolbar」を利用するには、もちろん「Everything」が必要。まだインストールされていない場合は、事前にセットアップを済ませておこう。

「Everything」高速なファイル検索ソフト - 窓の杜

 「EverythingToolbar」をインストールすると、初期セットアップダイアログが現れる。このダイアログではアイコンのデザイン、タスクバーへのピン留め、タスクバーの[検索]アイコン(Windows Search)の非表示化などが可能。「EverythingToolbar」をピン留めし、タスクバーの[検索]アイコンを隠してしまえば、あたかも「Everything」をOS標準の検索機能のように扱える。

初期セットアップダイアログ
あたかも「Everything」をOS標準の検索機能のように扱える。検索結果の表示スタイルは4種類

 試験的に用意されている[設定]-[スタートメニューの検索を置き換える]オプションを有効化すれば、さらにOSと「Everything」の統合を深めることができるが、日本語環境では不具合があるようだ。ただ、「EverythingToolbar」のグローバルショートカット[Windows]+[Alt]+[S]キーを[Windows]+[S]キーへカスタマイズすることはできる。これでほぼ違和感なくOSの検索機能を「Everything」で代替可能だ。

[設定]メニュー
「EverythingToolbar」のグローバルショートカットは[Windows]+[Alt]+[S]キー。[Windows]+[S]キーへカスタマイズすれば、ほぼ違和感なくOSの検索機能を「Everything」で代替可能

 メジャーバージョンアップとなるv1.0では、Windows 11をサポート。大規模なコードリファクタリングも実施され、今後のOSアップデートにキャッチアップするための素地が整えられた。アニメーションのパフォーマンス向上や、ライト・ダークテーマ、アクセントカラー対応の強化なども行われている。

 そのほかにも、v1.0では検索結果のファイル・フォルダーを右クリックした場合に、OS標準のコンテキストメニューを開けるようになった。検索履歴を有効化して、キーワードを保持することも可能だ。

ソフトウェア情報

「EverythingToolbar」
【著作権者】
Stephan Rumswinkel 氏
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(23/01/28)