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「Dropbox」のパスワード管理機能が無料プランでも利用可能に

50個までのパスワードを最大3台で自動同期

Dropbox Japan、パスワード管理ツール「Dropbox Passwords」を「Dropbox」の無料プランユーザーにも開放

 米Dropboxの日本法人・Dropbox Japan(株)は4月14日、パスワード管理ツール「Dropbox Passwords」を「Dropbox」の無料プランユーザー(Dropbox Basic)にも解放すると発表した。これまでは有償プラン限定のツールだったが、一部の機能を制限して無償プランのユーザーにも提供を開始する。

 「Dropbox Basic」の「Passwords」ツールでは、以下の機能が利用可能。

  • 50個のパスワードを保存
  • 最大3つのデバイスでの自動同期
  • 他のユーザーとパスワードを安全に共有(近日リリース予定)

 クライアントアプリはデスクトップ(Windows/Mac)とモバイル(iOS/Android)に対応しており、専用のダウンロードページから無償で入手できる。「Dropbox」アカウントと連携させることで、クラウドに保存されたパスワードが自動的に同期される。

各プラットフォームに対応したクライアントアプリをインストール(スクリーンショットはWindowsの場合)
「Dropbox」アカウントと連携させることで、パスワードが自動同期される

 デスクトップの場合、セットアップの際に「Microsoft Edge」や「Google Chrome」、「Firefox」からパスワードのインポートが可能。拡張機能と連携して、保存されたパスワードの入力補完や、新規パスワードの提案(パスワードジェネレーター)などの機能が利用できる。

セットアップの際に「Microsoft Edge」や「Google Chrome」、「Firefox」からパスワードのインポートが可能。「Dropbox Basic」ライセンスでは最大50個まで
それぞれのWebブラウザー向けに専用の拡張機能を用意
パスワードの入力補完
パスワード生成機能(パスワードジェネレーター)

 そのほかにも、一定時間利用しなかったときやデバイスがロックされた場合に「Dropbox Passwords」ツールをロックするセキュリティ機能などを備える。モバイルの場合は、顔認証や指紋認証でアプリのロックを管理することも可能。2段階認証で「Dropbox」アカウント全体を保護しておけば、より安全に運用できるだろう。