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Flashの削除パッチ、Windowsの累積的更新プログラムに追加 ~全環境に適用へ

「Windows 10 version 21H1」へアップデートした場合もFlashはシステムから削除

公式ブログ“Microsoft Edge Blog”でのアナウンス

 米Microsoftは6月のCリリースより、OSから「Adobe Flash Player」を削除するパッチ「KB4577586」を「Windows 10 バージョン1809」以降のプレビュー累積的更新プログラムに加えると発表した。翌月のBリリース(月例のセキュリティアップデート、パッチチューズデー)で一般提供される。これにより、Windowsにおける脱Flashは完了することになる。

 「KB4577586」は単体でも「Windows Update」を介して配信されているが、今後はWindowsの累積的更新プログラム(これまでに公開されたすべてのパッチをまとめたもの)に含まれることになる。つまり、パッチを最新にしている環境には漏れなく適用され、Flashは完全に利用できなくなる。「KB4577586」をアンインストールして元に戻すこともできない。

 さらに、2021年7月以降は「Windows 10 バージョン 1507/1607」の累積的更新プログラムにも加えられるほか、Windows 8.1やWindows Server 2012、Windows Embedded 8 Standardのマンスリーロールアップやセキュリティのみの更新プログラムにも含まれるようになる。また、今春に正式リリースされる「Windows 10 version 21H1」へアップデートした場合もFlashはシステムから削除されるとのこと。