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Google、「Google Meet」のトラブル解決に役立つ補助機能を追加

原因や解決方法を提示したり、ワンクリックで設定を変更して問題解消を助けてくれる

Google、「Google Meet」のトラブル解決に役立つ補助機能を追加

 米Googleは6月1日(現地時間、以下同)、オンラインビデオ会議サービス「Google Meet」でトラブルが発生した際に、問題の解決を助ける機能を追加したことを発表した。「Google Workspace」のすべてのエディションと「G Suite Basic」「G Suite Business」のユーザーに6月1日から順次ロールアウトされている。

 「Google Meet」でオンライン会議をする際にビデオがカクついたり、音声が途切れるといったトラブルが発生することがある。テレワークの場合、トラブル対応にシステム管理者に助けを求めることができず、ユーザー個人で解決する必要があり、原因や解決法がわからず時間が無駄に消費されてしまうこともしばしばだ。

 最新の「Google Meet」では、パフォーマンスに問題がある場合に問題の原因を説明するポップアップを表示可能。同時に[その他のオプション]へ赤いインジケーターを表示し、[トラブルシューティングとヘルプ]からトラブルシューティングのガイドを開くことを促してくれる。

問題の原因を説明するポップアップを表示するとともに赤いインジケーターを表示し、[トラブルシューティングとヘルプ]を開くことを促す

 また、トラブルの内容に基づき、解決方法を提案する機能も用意されている。たとえば、バッテリー残量が少ないせいで、システムがCPUの処理速度を自動で低下させている場合には、電源を接続して利用することを提案してくれる。

トラブルの内容に基づき、解決方法を提案

 さらに、「Google Meet」の設定を変更することで解決する可能性がある場合には、ワンクリックで設定変更を行えるボタンが表示される。これらの提案を実行したり、設定変更をすばやく行うことで、ストレスなくオンライン会議へ復帰できることが期待される。

ワンクリックで設定変更を行えるボタン