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「Google Meet」の共同ホスト機能などを利用可能なエディションが拡大

「クイック アクセス」機能や会議のホスト向け設定の拡充なども

「Google Meet」で従来、教育向けエディションにのみ提供されていた機能が他エディションにも拡大

 米Googleは8月11日(現地時間、以下同)、オンラインビデオ会議サービス「Google Meet」で従来、教育向けエディションにのみ提供されていた機能を、他エディションにも拡大することを発表した。8月16日から段階的に展開される。

 まず、会議のホストがコントロールできる機能が拡充される。画面の共有やテキストメッセージを送信できるユーザーを制限できるほか、ワンクリックで参加者全員をミュートしたり、会議全体を終了可能。これらの機能は個人のアカウントを含むほぼすべてのエディションで利用可能だ。

 また、ホストが会議のホスト権限を他の参加者へ共同ホストとして付与することも可能になる。共同ホストに指定されたユーザーは画面共有の制限といった上記の機能を、ホストに代わって実行可能。共同ホストは以下のエディションで利用できる。

  • Google Workspace Essentials
  • Google Workspace Enterprise Essentials
  • Google Workspace Enterprise Standard
  • Google Workspace Enterprise Plus
  • Google Workspace Business Standard
  • Google Workspace Business Plus
  • Google Workspace Education Fundamentals
  • Google Workspace Education Standard
  • Google Workspace Education Plus
  • Google Workspace Education Fundamentals+Google Workspace Education Fundamentals
ホスト権限を他の参加者へ共同ホストとして付与可能に

 さらに、ドメイン内のユーザーなどは会議への参加許可が不要になる「クイック アクセス」機能も提供される。「クイック アクセス」はデフォルトでONになるので注意したい。「クイック アクセス」は、個人のアカウントを除くすべてのエディションで利用可能だ。

 そのほか、画面右下の人型アイコンをクリックすると現れる[ユーザー]パネルで、会議の参加者を検索できるようになった。[ユーザー]パネルでは参加者を共同ホストに設定したり、ミュート・削除することも可能なので、参加者が多い会議では重宝しそうだ。

[ユーザー]パネルで会議の参加者を検索できるように