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PCがWindows 11へ更新できるか確認する「ReadySunValley」が「Microsoft Store」に上陸

アップデートやアンインストールといった管理が容易に

「ReadySunValley」v0.61.0

 利用中のPCがWindows 11へアップグレードできるか手軽にチェックできるユーティリティ「ReadySunValley」v0.60.0が、8月12日にリリースされた。このバージョンからストアアプリ版が用意され、「Microsoft Store」から無償でダウンロードできるようになっている。

 「ReadySunValley」は、利用中のPCがWindows 11のシステム要件に適合しているかどうかを調べるツール。現段階で判明しているWindows 11のシステム要件をもとにしており、基準に適合している項目には緑色のチェックアイコン、注意点のある項目には黄色い「!」アイコン、不合格の項目には赤い「×」アイコンを表示する。要件を満たしてしない場合は、その理由と解決策が案内されるので、以前リリースされていた公式のチェックツールより便利だ。

 開発はオープンソースで行われており、ライセンスは「MIT License」。ソースコードとバイナリは、これまで通り「GitHub」からもダウンロードできる。

 「Microsoft Store」から「ReadySunValley」を入手する利点は、アップデートの管理が容易になることだ。これまでは最新版がリリースされてもわざわざ「GitHub」からバイナリをダウンロードする必要があり、更新に手間がかかったが、「Microsoft Store」ならば自動で行われるためユーザー側の操作は不要だ。また、インストール・アンインストールでOSに不要ファイルが残らず、システムの安定性を損なわない点も魅力といえるだろう。

 なお、ストアアプリ版「ReadySunValley」はクリックしても管理者権限で起動されないため、「TPM」の要件チェックが行えない。しかし、注意喚起のダイアログから管理者権限で起動しなおすと、これまで通り「TPM」の要件チェックも行える。

管理者権限で起動しなおすかを問うダイアログ

ソフトウェア情報

「ReadySunValley」ストアアプリ版
【著作権者】
Builtbybel 氏
【対応OS】
Windows 10 バージョン 1809以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.61.0.0(21/08/12)