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「Visual Studio 2019」の最終版、v16.11が正式リリース

2029年4月までサポート。プレビュー版ユーザーは「Visual Studio 2022」へのテスト参加を

「Visual Studio 2019」v16.11が正式公開

 米Microsoftは8月10日(現地時間)、統合開発環境「Visual Studio 2019」の最新版v16.11正式公開した。v16.11は「Visual Studio 2019」における最後の「サービスベースライン」(Servicing Baseline)とされており、すべてのユーザーに対しアップデートが推奨されている。

 「Visual Studio 2019」は常に最新版を利用するのが原則だが、安定したバージョンを長く利用したい顧客に配慮し、以下のバージョン(サービスベースライン)はリリースから最低1年間のセキュリティアップデート提供が保証されている。

  • 16.4:2021年10月までサポート
  • 16.7:2022年4月までサポート
  • 16.9:2022年10月までサポート
  • 16.11:2029年4月までサポート

 v16.11はいわば「Visual Studio 2019」の最終版と位置付けられており、初めてのリリース(2019年4月)から10年後となる2029年4月まで利用可能。複数の環境で「Visual Studio 2019」を利用している場合は、機を見てv16.11へ標準化しておくとよいだろう。

 一方、プレビュー版「Visual Studio 2019」のテストに参加していた場合は、次期バージョン「Visual Studio 2022」プレビューへの参加が推奨されている。64bit化された初めての「Visual Studio」を一足先に体験できる。

 v16.11における改善は、「Git」ツールのアップデートや、.NETアプリケーションのホットリロードへの対応、LLVMツールのアップデート(LLVM 12)などとなっている。ヘルプメニューも拡充されており、便利なリンクがいくつか追加されているとのこと。

拡充されたヘルプメニュー