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「Visual Studio 2012」の製品寿命はあと1年 ~その他のバージョンもサポート切れに注意

後継製品への移行やサポート対象のバージョンへの更新が必要となる場合も

公式ブログ「Visual Studio Blog」

 米Microsoftは2月10日(現地時間)、公式ブログ「Visual Studio Blog」で、古いバージョンの「Visual Studio」サポート終了に注意を促す記事を公開した。後継製品への移行やサポート対象のバージョンへの更新が必要となる場合があるので注意したい。

「Visual Studio」のバージョンとサポート終了日

 なお、「Visual Studio 2019」までの「Visual Studio」には10年のサポート期間が設けられている。

Visual Studio 2012

 2023年1月10日にすべてののエディション、関連製品、ランタイム、およびコンポーネントのサポートが終了し、セキュリティアップデートが提供されなくなる。今から後継製品への移行を準備したい。

Visual Studio 2017

 メインストリームサポートが2022年4月12日に終了し、延長サポートへ移行。2027年4月までセキュリティアップデートのみが提供される。

 ただし、パッチが提供されるのは最終版のv15.9のみだ。当該バージョンへの更新が必要となる。

Visual Studio 2019

 「Visual Studio 2019」は常に最新版を利用するのが原則だが、安定したバージョンを長く利用したい顧客に配慮し、以下のバージョン(サービスベースライン)はリリースから最低1年間のセキュリティアップデート提供が保証されている。直近ではv16.7のサポートが2022年4月12日に終了予定だが、それ以降のサービスベースラインへ更新すれば引き続きサポートを受けることができる。

  • 16.7:2022年4月までサポート
  • 16.9:2022年10月までサポート
  • 16.11:2029年4月までサポート(最終版)

 なお、次期バージョンのパイロット版(Previewチャネル)は、2022年4月でアップデートの提供が終了となる。製品版(Releaseチャネル)へ切り替えるか、「Visual Studio 2022」のPreviewチャネル(後述)への移行する必要がある。

Visual Studio 2022

 「Visual Studio 2022」の更新チャネルは、基本的に安定版の「Current」と次期バージョンのパイロット版「Preview」の2本立てとなっている。これに加え、「Current」の偶数マイナーバージョンが「LTSC」(長期サービスリリースチャネル)として18カ月サポートされる。

「Visual Studio 2022」のリリースタイミング

 しかし、「LTSC」チャネルが利用できるのは「Professional」と「Enterprise」のユーザーのみ。無償版の「Community」では利用できないので注意したい。

「Visual Studio 2022」の更新チャネル