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Windows 11におけるAMD製CPUのパフォーマンス低下、非ASCII文字レジストリの問題が解消へ

MicrosoftがBuild 22000.282をBeta/Release Previewチャネルでテスト

「Windows 11 Insider Preview」Build 22000.282がBeta/Release Previewチャネルで提供開始

 米Microsoftは10月15日(現地時間、以下同)、「Windows 11 Insider Preview」Build 22000.282を「Windows Insider Program」のBeta/Release Previewチャネルに参加しているテスターに対して公開した。

 このビルドでは多くの機能改善や問題修正が行われているが、なかでも注目はAMD RyzenプロセッサーのL3キャッシュが遅延し、一部アプリケーションのパフォーマンスが損なわれる問題が修正されていることだ。この問題による性能低下は、メモリサブシステムのアクセス時間にパフォーマンスが左右されやすいアプリケーションで3%~5%、eSportsによく使用されるゲームでは10~15%に達すると見積もられており、早期の修正が望まれていた。

 また、レジストリで非ASCII文字を使用している一部のマシン構成で、ストップエラー0x38が発生する可能性があるというリグレッション(機能後退)も修正されているとのこと。この問題は日本語環境への影響も懸念されていたが、近いうちに解決されそうだ。

 そのほかにも、Windows 11へアップグレードすると一部の環境で[スタート]画面が動作しなくなり、タスクバーの新デザインが表示されない問題などが修正されているとのこと。