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Microsoft、「WinUI 3」の最新安定版を「Windows App SDK 1.0」の一部としてリリース

Win32からUWPまでをカバーするUXフレームワーク

Microsoft、「WinUI 3」の最新安定版を「Windows App SDK 1.0」の一部としてリリース

 米Microsoftは11月17日(日本時間)、「WinUI 3」の新しい安定版を「Windows App SDK 1.0」(旧称:Project Reunion)の一部としてリリースしたと発表した。このバージョンの「WinUI 3」は不具合の修正と安定性の向上に注力されており、「Microsoft Store」へ提出するアプリの開発に利用できる品質を備える。

 「WinUI」は、「Fluent Design」に基づいたWindowsアプリを構築するためのUIライブラリ。「WinUI 2」まではあくまでもUWP SDKをベースに追加のコントロールやスタイルを提供する形式をとっていたが、第3世代となる「WinUI 3」はUWPからは切り離され、Win32アプリのUIレイヤーとしても利用できるUXフレームワークへと拡張された。たとえばC++言語を用いたネイティブアプリでも、「WinUI 3」ならばUIをXAMLで設計し、豊富なWinUIコントロールやスタイルを活用できるようになる。

あくまでもUWP SDKをベースにクロスプラットフォーム対応を行っていた「WinUI 2」
Win32からUWPまでをカバーするUXフレームワークになった「WinUI 3」
UWPの成果を統合し、MFC、WinForms、WPFの後継となることが期待されているWinUI

 「WinUI 3」を用いたアプリ開発を行うには、まず同社のドキュメントページから「Windows App SDK」Visual Studio拡張機能をダウンロードしてインストールする。「Visual Studio 2022」向けと「Visual Studio 2019」向けが用意されているので、開発環境に合わせてチョイスしよう。この拡張機能には「WinUI 3」アプリの構築に利用できるプロジェクトテンプレートが含まれており、他の「Windows App SDK」コンポーネントにもアクセスできる。

「Windows App SDK」Visual Studio拡張機能
拡張機能には「WinUI 3」アプリの構築に利用できるプロジェクトテンプレートが含まれる

 「Windows App SDK 0.8」以降の主要な新機能と変更点は以下の通り。

  • 新しいコントロール(PipsPager、Expander、BreadcrumbBar)を追加。既存のコントロールを「WinUI 2.6」の新しいWindowsスタイルに合わせて更新し
  • WinUIでシングルプロジェクトMSIXパッケージをサポート
  • 「Windows 10 バージョン 1809」以降でMSIXパッケージを使わない(パッケージ化されていない)「WinUI 3」アプリのデプロイをサポート(対応OSを「バージョン 1903」から引き下げ)
  • 「WinUI」パッケージアプリのアプリ内ツールバー、ホットリロード、および「Live Visual Tree」を「Visual Studio 2022」(Preview 5および正式版)でサポート