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「LibreOffice」が緊急アップデート ~「NSS」ライブラリの致命的な脆弱性にすばやく対処
「LibreOffice 7.2.4 Community」「LibreOffice 7.1.8 Community」への更新を
2021年12月7日 14:59
The Document Foundation(TDF)は12月6日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice 7.2.4 Community」と「LibreOffice 7.1.8 Community」を公開した。「NSS」(Network Security Services)ライブラリに致命的な脆弱性(CVE-2021-43527)が報告されたことをうけ、予定を早めての公開となっている。
Mozillaが公開した脆弱性レポートによると、「NSS」v3.73および3.68.1 ESRより前のバージョンにはDERエンコードされたDSAまたはRSA-PSS署名の処理に問題があり、ヒープオーバーフローが発生する可能性があるという。ヒープオーバーフローは任意コードの実行やサービス拒否(DoS)攻撃などに悪用されることがある。深刻度の評価は、4段階中最高の「Critical」。
TDFによると、この脆弱性はライブラリを「NSS 3.73.0」へアップデートしたことで解決されたとのこと。前バージョンとの違いは、この修正のみだ。
「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在「libreoffice.org」から無償でダウンロードできる。Windows版はWindows 7/8/10およびWindows Server 2012をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。
安定した動作が重要な環境では「LibreOffice 7.1」系統を、いち早く新機能を体験してみたい場合は「LibreOffice 7.2」系統の利用がお勧めだ。
ソフトウェア情報
- 「LibreOffice」v7.1系統
- 【著作権者】
- LibreOffice contributors
- 【対応OS】
- Windows 7/8/10およびWindows Server 2012
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 7.1.8(21/12/06)
- 「LibreOffice」v7.2系統
- 【著作権者】
- LibreOffice contributors
- 【対応OS】
- Windows 7/8/10およびWindows Server 2012
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 7.2.3(21/12/06)