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Webカメラだけで手・顔・ポーズの検出できるBlenderアドオンがベータ版として無償公開

「OpenCV」と「MediaPipe」を活用

Webカメラだけでリアルタイムのモーショントラッキングを実現する「Blender」アドオン「BlendArMocap」がベータ版として無償公開

 Webカメラだけでリアルタイムのモーショントラッキングを実現する「Blender」アドオン「BlendArMocap」が、1月31日にベータ版として無償公開された(寄付歓迎)。現在、eコマースプラットフォーム「Gumroad」からダウンロードできる。

 「BlendArMocap」は、「Blender」上でWebカメラによる手、顔、ポーズの検出を実現したアドオン。デバイスに接続されているWebカメラへのアクセスは「OpenCV」、モーショントラッキングにはGoogleが提供するライブメディア向けの機械学習(ML)ソリューション「MediaPipe」が用いられている。検出されたデータは、「Blender」標準のリギングアドオン「Rigify」へ簡単に転送可能。自由にモデルを動かせる。

【BlendArMocap - AR Pose, Hand, Face Detection in Blender Beta Release】

 なお、「OpenCV」と「MediaPipe」を導入しなければならない関係で、本アドオンのインストールと利用の際は「Blender」を管理者権限で起動する必要があるので注意。「Blender」のバージョンはv2.9以降が必要だ。

「BlendArMocap」のインストール。「Blender」を管理者権限で起動する必要がある

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 なお、ダウンロードするには「Gumroad」へメールアドレスを登録する必要がある。

ソフトウェア情報

「BlendArMocap」
【著作権者】
cgtinker 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.0.1(22/01/31)