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フリーのコードエディター「Atom」が半年ぶりのアップデート
新プロジェクト「Zed」が公表されて以降、初めてのバージョンアップ
2022年2月9日 15:05
米GitHubは2月8日(現地時間)、コードエディター「Atom」の新版「Atom 1.59」を正式公開した。昨年7月以来、約半年ぶりのアップデートとなる。
「Atom」は、「Chromium」ベースのUIフレームワーク「Electron」を採用したプログラマー向けのコードエディター。Windows、Mac、Linuxといった幅広いプラットフォームをサポートするほか、HTML/CSS/JavaScriptといったWeb技術との親和性が高く、コミュニティ主導で多くのパッケージが開発されているのが魅力だ。
しかし、最近は「Visual Studio Code」の勢いに押され気味で、アップデートの頻度は低下しつつある。そのため、「Electron」を捨て「Rust」言語を採用し、パフォーマンス重視の新しいコードエディター「Zed」を開発する動きもある。
「Atom 1.59」における変更は比較的小幅で、ハイライトとして挙げられているのはUbuntu環境におけるインストールコマンドの修正と、「atom-workspace」の外にあるエディターに対しデフォルトのエディターキーマップが有効化されたのみだ。次期バージョン「Atom 1.60」のベータ版もリリースされているが、これといって大きな変更はない。
「Atom」は「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「MIT License」。現在、本ソフトの公式サイトなどから無償でダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Atom」安定版
- 【著作権者】
- GitHub Inc.
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.59.0(22/02/08)