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あらゆる声を美少女・イケメンボイスに変える「Voidol」が期間限定で無償配布へ!

AIでリアルタイムに声質を変換。「VTuber」やゲーム実況の配信にオススメ

「Voidol」のプリセットキャラクター「音宮いろは」

 クリムゾンテクノロジー(株)は、AIでリアルタイムに声質を変換できるツール「Voidol - Powered by リアチェンvoice -」を6月15日~9月15日までの3カ月間、Amazon.co.jpと楽天ブックスにて無償配布する。通常価格は2,200円で、対応OSは64bit版Windows 10/macOS High Sierra以降。

 「Voidol」は、人の声を特定のキャラクターの声へとリアルタイム変換するソフト。言語情報を保ちつつ話者の声質のみを変換する、同社独自の統計的声質変換技術「リアチェンvoice」が用いられており、「VTuber」やゲーム実況のコンテンツ制作などに活用できる。開発は名古屋大学大学院情報学研究科・戸田智基教授とクリムゾンテクノロジー(株)が共同で行なった。東京都主催の「世界発信コンペティション2020」製品・技術部門で大賞を受賞。

AIリアルタイム声質変換 Voidol(ボイドル)のご紹介

 サンプリング周波数は44,100Hzでビット幅は16bit。処理遅延は100ms以内。プリセットモデルには、女性ボイスの「音宮いろは」、少年ボイスの「くりむ蔵」、男性ボイスの「奏ミナト」が収録されている。ほかにも「結月ゆかり」や「東北ずん子」など追加ボイスモデルが現在26種類あり、別売のプラグインとして販売されている。

 さらに、外部入力を使ってBGMを流しながらのトークも可能で、声に広がりを持たせることができる空間エフェクト「SPACE」や、声の大きさに合わせてBGMの音量を自動調節するダッキング機能、声質変換中に周囲のノイズを軽減する「Noise Gate」機能などを搭載。クオリティの高い音声変換を実現するために、オーディオインターフェイスとマイクとの併用が推奨されている。

 なお、商用利用については応相談とのこと。現在、本ソフトのアップデート版「Voidol2」も販売されている。

「Voidol」のスクリーンショット