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AIボイチェンアプリ「Voidol」が無償化 ~誰でも美少女・イケメンボイスになれる!

クリムゾンテクノロジーが初代「Voidol」と「Voidol Plugin Package」を無料公開中

「Voidol」のプリセットキャラクター「音宮いろは」

 クリムゾンテクノロジー(株)は、AIでリアルタイムに声質を変換できるツール「Voidol」の初代とVSTプラグイン「Voidol Plugin Package」を2024年3月から無償配布している。販売終了に伴うもので、「Voidol」公式サイトよりダウンロード可能。対応OSはWindows10 64bit以上、macOS High Sierra以上。

初代「Voidol」
VSTプラグイン「Voidol Plugin Package」

 「Voidol」は、人の声を特定のキャラクターの声へとリアルタイム変換するソフト。言語情報を保ちつつ話者の声質のみを変換する、同社独自の統計的声質変換技術「リアチェンvoice」が用いられており、「VTuber」やゲーム実況のコンテンツ制作などに活用できる。

AIリアルタイム声質変換 Voidol(ボイドル)のご紹介

 サンプリング周波数は44,100Hz、ビット幅は16bitで、処理遅延は100ms以内。プリセットモデルには、女性ボイスの「音宮いろは」、少年ボイスの「くりむ蔵」、男性ボイスの「奏ミナト」を収録。追加ボイスモデルも用意されており、別売のプラグインとして販売されている。

 さらに、外部入力を使ってBGMを流しながらのトークも可能で、声の大きさに合わせてBGMの音量を自動調節するダッキング機能を搭載。声に広がりを持たせることができる空間エフェクト「SPACE」や、声質変換中に周囲のノイズを軽減する「Noise Gate」機能なども利用できる。

 なお、無償配布の初代「Voidol」および「Voidol Plugin Package」は年内でサポートを終了する。現在、本ソフトの後継バージョン「Voidol2」「Voidol3」も販売中だ。