「Thunderbird 91.12.0」が公開 ～「Thunderbird 91」系でも「Google トーク」対応を終了

「Thunderbird」v91.12.0

　オープンソースのメールソフト「Thunderbird」の最新版v91.12.0が、7月26日（米国時間）に正式公開された。「Firefox 91.12.0 ESR」ベースになったほか、いくつかの変更が行われている。

　まず、「Google トーク」関連の機能が削除された。これは「Google トーク」がシャットダウンしたことに対応したもので、「Thunderbird 102」シリーズでもすでに行われている。

　また、プライマリパスワードダイアログを開いたままにしておくと、OpenPGP署名が壊れることがある不具合が解決された。脆弱性の修正は、CVE番号ベースで2件。深刻度はいずれも「Moderate」と評価されている。

　「Thunderbird 91」シリーズはWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7以降で利用可能。すでに利用している場合は自動更新機能でアップデートできる。

　「Thunderbird 102」シリーズへの自動アップグレードはまだ開始されていないが、安定した運用を望む場合は、アップグレードが案内されるまで「Thunderbird 91」シリーズを使い続けるとよいだろう。