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Web版「Google ハングアウト」が11月1日以降は利用不能に ~「Google Chat」に完全移行

 米Googleは9月2日(現地時間、以下同)、同社の運営するチャットサービス「Google ハングアウト」のWeb版に11月1日以降アクセスできなくなると発表した。

 同社は「Google Workspace」のチャットサービスを「Google ハングアウト」から「Google Chat」へ移行する施策を進めており、3月には「Google ハングアウト」から 「Google Chat」への強制アップグレードを開始した。すでにモバイルアプリ、Chrome拡張機能、「Gmail」の「Google ハングアウト」は「Google Chat」へリダイレクトされるようになっており、Web版はアップグレードの最終段階であるとしている。

 Web版「Google ハングアウト」は、11月1日以降にWeb版Chatに自動的にリダイレクトされるようになる。2022年末までは、「Google データエクスポート」を使用してデータのダウンロードが可能。

 同社では、「Google Chat」により「Google Workspace」の統合されたメッセージングソリューションに移行でき、以下のような機能を利用できるとしている。

  • リッチテキスト形式の編集
  • 「@メンション」を利用した特定ユーザーへのタグ付け
  • GIFの検索や共有、絵文字でのリアクション
  • Gmailなどとの統合
  • Google Workspaceの主要ツールを統合した「スペース(Spaces)」の利用

 今回の処置は「Google Workspace」全エディションおよび「G Suite Basic」「G Suite Business」のユーザーが対象となる。なお、一部のユーザーは、会話の一部が「Google ハングアウト」から「Google Chat」に自動的に移行されない。該当するユーザーがドメインにいる場合、管理者にメールで詳細が通知されるという。