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「Google Workspace」の「ハングアウト」が「Google Chat」に強制アップグレードへ

個人アカウント向けの「Google ハングアウト」には影響なし

「Google Workspace」の「Google ハングアウト」が「Google Chat」に強制アップグレードへ

 米Googleは2月22日(現地時間、以下同)、同社の運営するチャットサービス「Google ハングアウト」から「Google Chat」への強制アップグレードを3月22日から開始すると発表した。

 同社はここ数年、「Google Workspace」のチャットサービスを古い「Google ハングアウト」から新しい「Google Chat」へ移行する施策を進めており、今回の処置はその最終段階となる。これまで「Google Workspace」の管理コンソールで「Google ハングアウト」のみ、もしくは「Google Chat」と「Google ハングアウト」を許可していたドメイン・アクセスグループの設定が自動で「Google Chat」を優先するように変更される。

 「Google Chat」と「Google ハングアウト」を許可していたドメイン・アクセスグループは3月22日から3週間かけて、「Google ハングアウト」のみを許可していたドメイン・アクセスグループは4月4日から5週間かけて、設定が自動変更される。「Google Chat」を優先する設定では「Google Workspace」から「Google ハングアウト」は利用できなくなり、直接「hangouts.google.com」へアクセスする以外では「Google ハングアウト」を使えなくなる。

「hangouts.google.com」にも移行を促すメッセージが表示されている

 「Google ハングアウト」で送信されたメッセージは「Google Chat」で設定されたポリシーに従って引き続き保持されるほか、会話履歴も原則として「Google Chat」に移行される。ただし、「Google Chat」で作成されたスペースは「Google ハングアウト」では表示されなくなるという。

 なお、今回の処置は「Google Workspace」全エディションおよび「G Suite Basic」「G Suite Business」のみに影響し、個人のアカウントには影響しないとのこと。