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「Process Explorer」が約9年ぶりのメジャーバージョンアップ、ダークモードに対応

無償で提供されているWindows Sysinternals製の高機能タスクマネージャー

「Process Explorer」v17.0

 米Microsoftは10月26日(現地時間)、高機能なタスクマネージャー「Process Explorer」の最新版v17.0を公開した。2014年1月以来、実に約9年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。

 「Process Explorer」は、システムで実行されているプロセスとその状態を調査し、ツリー状に一覧できるタスク管理ソフト。Windows標準の「タスク マネージャー」よりも詳しくプロセス情報が取得できるので、システムやアプリケーションのトラブルシューティングに役立つ。Microsoftの一部門「Windows Sysinternals」の代表的ユーティリティといえるだろう。

 「Process Explorer」v17.0の目玉は、ダークモードへの対応だ。テーマは[Options]-[Themes]メニューから明・暗を切り替え可能。初期設定でシステムのテーマが反映されるようになっているが、それは起動時のみで、起動中にシステム設定を変更しても連動しない点には注意したい。

ダークモードへの対応

 そのほかにも、メインウィンドウのマルチペイン表示が拡充され、選択プロセスのスレッド一覧を表示できるようになった。スタートアップパフォーマンスも最適化されているという。

マルチペイン表示が拡充され、選択プロセスのスレッド一覧を表示できるように

 「Process Explorer」はWindows 8.1/Server 2012およびそれ以降に対応しており、現在「sysinternals.com」から無償でダウンロード可能。書庫ファイルにはx86、x64、Arm向けのバイナリが含まれている。

 なお、今回の「Sysinternals」ツールのアップデートでは、プロセスが開いているハンドルの情報を表示するツール「Handle」もv5.0へとメジャーアップデートされている。興味のあるユーザーはチェックしてみてほしい。

ソフトウェア情報

「Process Explorer」
【著作権者】
Mark Russinovich 氏
【対応OS】
Windows Vista/Server 2008以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
17.0(19/09/05)