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Mozilla、「Firefox 107」を正式リリース

「Windows 11 バージョン 22H2」への対応を強化。CVE番号ベースで19件の脆弱性に対処

「Firefox」v107.0

 Mozillaは11月15日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版v107.0をリリースチャネルで公開した。「Firefox 107」における変更は比較的軽微で、めぼしい変更点はパフォーマンス分析ツール「Firefox Profiler」の電力分析がIntel CPUを搭載したLinuxとMacでサポートされた程度だ。この機能は「Firefox 104」から搭載されているが、これまではWindows 11およびApple Siliconデバイスでしか利用できなかった。

 そのほかにも、「Windows 11 バージョン 22H2」との互換性を改善。フォーカスされたドキュメントのURLを「Microsoft IME」と「Microsoft Defender」が取得する際のインスタンスのパフォーマンスが改善されているとのこと。

 セキュリティ関連の修正は、CVE番号ベースで19件。深刻度の内訳はMozillaの基準で上から2番目の「High」が8件、2番目の「Moderate」が9件、最低の「Low」が2件となっている。なりすましやアプリのクラッシュ、任意コードの実行につながる可能性のあるメモリ破損などが対処されており、できるだけ早いアップデートをお勧めする。

 デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10/11に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。