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「PowerToys 0.65」が公開 ~「ColorPicker」にカスタムフォーマット機能

パワーユーザー向けに提供されているMicrosoft公式のシステムユーティリティ群

「PowerToys」v0.65.0が利用可能に

 米Microsoftは12月7日(日本時間)、「Microsoft PowerToys」の最新安定版v0.65.0を公開した。「PowerToys 0.65」リリースサイクルでは、コードベースが「.NET 7」へとアップグレードされた。パフォーマンスの向上が期待できる。

 それ以外の変更は、比較的小規模だ。アクセント記号付き文字の入力を補助するユーティリティ「Quick Accent」に選択文字の説明を表示するオプションが追加されたほか、デスクトップ上の色を採取するツール「ColorPicker」にカスタムフォーマット機能が追加され、色情報をユーザーの好みの形式でクリップボードへコピーできるようになっている。

「Quick Accent」に新しいオプション
「Quick Accent」ツールバーで選択中の文字のUnicodeのコードポイントと名前を表示
「ColorPicker」にカスタムフォーマット機能が追加

 「PowerToys」は、パワーユーザー向けに提供されているMicrosoft公式のシステムユーティリティ群。Windows 95/XP時代盛んに行われていた取り組みをWindows 10/11で、しかもオープンソースで復活させたものだ。ウィンドウを決まった位置にすばやく配置できる「FancyZone」、ファイル名を一括変更できるシェル拡張「PowerRename」など、「OSにも標準で備わっていればいいのに」と感じられる便利な機能が多く収録されている。

 対応OSは「Windows 10 バージョン 1903」以降で、現在「GitHub」のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。Windows 10/11であれば「Microsoft Store」からも入手できる。すでに利用中の場合は、アプリ内蔵のアップデーターで更新可能だ。

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ソフトウェア情報

「PowerToys」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10 バージョン 1903以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.65.0(22/12/07)