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「Google ドライブ」のWindows 7/macOS 10.15.7対応が終了へ

32bit版Windows環境のサポートも2023年後半に打ち切り

パソコン版「Google ドライブ」

 米Googleは1月9日(現地時間)、Windows/Mac版「Google ドライブ」v69.0を発表した。日本語公式サイトからダウンロードできるバイナリはまだアップデートされておらず、自動更新も始まっていないようだが、近日中にロールアウトされるものと思われる。

 本バージョンでは、「Google Workspace」のクライアントサイド暗号化(client-side encryption:CSE)がサポートされる。CSEは機密性の非常に高い知的財産権を扱う組織や、航空宇宙・防衛産業、金融サービス、行政機関など規制の厳しい業界で活動する組織向けの機能で、組織が自前で暗号化処理を行う。「Google Workspace」サービスを提供するGoogleでさえコンテンツを復号して内容をのぞき見することはできず、高度なセキュリティを実現できる。

 加えて、このバージョンでは以下のOSのサポートが打ち切られる。

  • Windows 7およびそれ以前のバージョン
  • macOS 10.15.7およびそれ以前のバージョン

 今後も「Google ドライブ」を安全に利用するには、Windows 8/macOS 10.15.7以降へのアップグレードが必要だ。また、32bit版Windows環境のサポートも2023年後半に打ち切られるとのことなので注意したい。