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「Git」に3件の脆弱性 ~修正版のv2.39.1が公開

「Git for Windows」もアップデート

「Git for Windows」v2.39.1

 分散型バージョン管理システム「Git」の最新版v2.39.1が、1月18日(米国時間)に公開された。「Git」のWindows版である「Git for Windows」もv2.39.1にアップデートされており、以下の3件の脆弱性が修正されている。

  • CVE-2022-23521:.gitattributes の解析に重大な脆弱性があり、クローン作成中に悪意のあるコードを実行される
  • CVE-2022-41953:Git GUIのClone機能がリモートコード実行攻撃を受ける可能性がある
  • CVE-2022-41903:git archiveの呼び出し中にヒープオーバーフローが発生し、コードが誤って実行される

 「CVE-2022-23521」と「CVE-2022-41903」は「MinGit」(他の製品に組み込むことを前提とした軽量版)にも影響するとのことで、同日付けで対策版のv2.35.6.windows.1がリリースされている。Windows向けの「Git」のGUIアプリを利用している場合は、製品のアップデートに注意したい。

 そのほかにも、「Git for Windows」ではバージョンアップにより「Bitbucket」をクローンできなくなっていたリグレッション(機能後退)が解決されているとのこと。

ソフトウェア情報

「Git for Windows」
【著作権者】
Git Project
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.39.1(23/01/18)