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一部の「WSUS」で「Windows 11 バージョン 22H2」の最新パッチが配信されない問題

「Windows Server 2016/2019」→「Windows Server 2022」へ更新した環境で

「Windows release health」におけるアナウンス

 米Microsoftは2月15日(現地時間)、「Windows Server Update Services」(WSUS)で問題が発生していることを明らかにした。米国時間2月14日以降にリリースされた更新プログラムで、「WSUS」サーバーへのダウンロードまでは完了するものの、「Windows 11 バージョン 22H2」クライアントデバイスに配信されないことがあるという。

 同社によると、この問題の影響を受ける「WSUS」サーバーは「Windows Server 2016」または「Windows Server 2019」からアップグレードされた「Windows Server 2022」が稼働するサーバーのみ。以前のバージョンの「Windows Server」から「Windows Server 2022」へアップグレードする際、必要な「Unified Update Platform」(UUP)のMIMEタイプが誤って削除されることが原因だという。

 なお、「Microsoft Configuration Manager」ではこの問題は発生しない。

 同社は回避策として、公式コミュニティサイト「Microsoft Community Hub」でUUP用のファイルタイプを追加する方法を案内している。