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「Vivaldi 5.7」が公開 ~「ウィンドウパネル」を強化してタブ管理がより柔軟に

Windows 7/8.1対応は終了

「Vivaldi」v5.7.2921.53

 ノルウェーのVivaldi Technologiesは2月16日(現地時間)、デスクトップ版「Vivaldi」の最新版v5.7.2921.53を正式公開した。「Vivaldi 5.7」では、当該ウィンドウで開いているタブをツリー表示する「ウィンドウパネル」が改善。他のウィンドウのタブも表示できるようになった。

「ウィンドウパネル」

 この改善は、用途や目的に合わせてウィンドウを複数に分けているユーザーに便利。ツリーのドラッグ&ドロップでウィンドウをまたいだタブ移動が可能で、情報の整理整頓に役立つ。また、ウィンドウパネルは検索にも対応しているので、ウィンドウをまたいだ検索にも役立つ。

 また、内蔵のメールクライアントでは自動的にメールを既読にマークするオプションが追加された。キーボードショートカットも拡充されており、メールをスパムとしてマーク(迷惑メールとして扱う)コマンドにもショートカットを割り当てられる。

内蔵のメールクライアントでは自動的にメールを既読にマークするオプション
キーボードショートカットも拡充

 デスクトップ版「Vivaldi」は、「Presto」エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの多く取り入れているのが特徴だ。Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能だ。モバイル版も用意されており、Android 5以降と最新のChrome OSで利用できる。

 なお、本バージョンではWindows 10よりも古いバージョンで「Vivaldi」がセットアップされないようにインストーラーが改修された。「Microsoft Edge」「Google Chrome」「Opera」に続き、Windows 7/8.1対応が打ち切られた格好だ。

ソフトウェア情報

「Vivaldi」Windows版
【著作権者】
Vivaldi Technologies AS
【対応OS】
Windows 10以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.7.2921.53(23/02/16)