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「Microsoft Edge」と「WebView2」のWindows 7/8.x対応は来年1月中旬まで
「Edge 109」が最後の対応バージョン
2022年12月12日 08:45
米Microsoftは12月9日(現地時間、以下同)、「Microsoft Edge」と「WebView2」ランタイムのWindows 7/8.x対応を打ち切る方針を発表した。2023年1月12日の週にリリースされる予定の「Edge 109」が、これらのOSをサポートする最後のバージョンとなる。
「Edge 109」でサポート打ち切りとなるOSは、以下の通り。サーバーOSも含まれる。
- Windows 7 Extended Security Update(ESU)
- Windows 8
- Windows 8.1
- Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2012 R2
「WebView2」ランタイムには、OS側でアップデートして常に最新版を利用できるようにする「エバーグリーン」(Evergreen)版と、アプリに特定バージョンのランタイムを組み込んで利用する「固定」(Fixed)版がある。
エバーグリーン版の場合、ランタイムは当該OSで「Edge 109」まで自動で更新されるが、それ以降はアップデートされない。サポート終了後に当該OSでエバーグリーンランタイムをインストールしようとすると、「Edge 109」がセットアップされる。
固定版は、ランタイムのバージョン管理はアプリ開発者が責務となる。「Edge 109」より上のバージョンをアプリに組み込むと、サポート終了OSでは動作しなくなるので注意が必要だ。
同社はWindows 7/8.xのサポートが2023年1月10日に終了することを改めて注意喚起するとともに、Windows 10以降へのアップグレードを呼びかけている。また、開発者に対してはアプリのWindows 7/8.x対応を打ち切ることを勧めている。