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「Windows 8.1」のサポート終了まで2カ月を切る ~Microsoftが注意喚起

OSだけでなく、「Microsoft 365」アプリのパッチも終了

「Windows 8.1」のサポート終了を

 2013年11月13日(米国時間、以下同)にリリースされた「Windows 8.1」は、2023年1月10日に延長サポートの終了を迎える。米Microsoftは11月10日、公式ドキュメントサイトに告知ページを設置して注意を喚起している。

 Windows 8.1には5年間のメインストリームサポートと、5年間の延長サポートの計10年間のサポート期間が設定されている。現在は基本的にセキュリティパッチのみの提供が行われている延長サポートフェイズにあるが、2023年1月10日以降はそれも満了し、セキュリティパッチが提供されなくなる。Windows 7などで有償提供されていた「拡張セキュリティ更新プログラム」(ESU)も用意されていない。

 加えて、「Microsoft 365」サブスクリプションで「Office」アプリを利用している場合も、2023年1月10日以降はセキュリティパッチが配信されなくなる。

 そのため、サポート終了後もWindows 8.1デバイスの利用を継続するのは、セキュリティリスクの観点から到底お勧めできない。できるだけ早い後継OSへの移行をお勧めする。

 なお、「Microsoft Store」で購入したアプリやゲームは2023年1月10日までWindows 8.1デバイスにインストールできる。インストールされたアプリ・ゲームは、引き続き利用可能。しかし、それ以降にアプリの新規購入やアプリ内購入を行うことはできない。

 また、そうしたアプリ・ゲームが更新プログラムを受け取れるのは、基本的に2023年6月30日までだ(開発元が個別にサポートを提供する場合は除く)。いずれにせよ、エクスペリエンスが低下したり、セキュリティリスクが増大するであろうことは覚悟しておきたい。