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「あとで読む」リストを別PCやモバイル版と同期可能になった「Vivaldi」v5.2

サイドバーから利用できるようになるなど「リーディングリスト」が大幅強化

「Vivaldi」v5.2

 ノルウェーのVivaldi Technologiesは4月6日、多機能でカスタマイズ性に優れたWebブラウザー「Vivaldi」の最新版v5.2.2623.24を正式公開した。本バージョンでは「Vivaldi 5.1」で導入された、「あとで読む」Webページを気軽にストックできる機能「リーディングリスト」が大幅に強化されている。

 まず、「リーディングリスト」を別PCの「Vivaldi」やAndroid版と同期できるようになった。Vivaldi アカウントにサインインしていれば、PCで見つけたWebページをリーディングリストに登録してモバイルで読んだり、逆にモバイルで登録したページをPCで読んだりといったことが可能になる。

Vivaldi アカウントでリーディングリストを同期可能に

 また、リーディングリストがサイドバーで利用できるようになった。[+]ボタンで現在表示中のページをリストに追加、[-]ボタンでリストから選択ページを削除できるほか、未読・既読の管理もボタンで行える。リスト内のキーワード検索や並べ替えも可能になり、使い勝手が大幅に向上した。

サイドバーに表示したリーディングリスト

 さらに、表示中のページをリーディングリストに追加する方法も追加されている。[Ctrl]+[E]キーなどで呼び出せる「クイックコマンド」で[ページをリーディングリストに追加]コマンドを検索(「add」で検索してもヒットする)して登録できるほか、ショートカットキーやマウスジェスチャーに割り当てることも可能だ。

「クイックコマンド」からページをリーディングリストに登録

 そのほか、トラッカー・広告ブロック機能で実際にブロックした広告とトラッカーの数をスタートページで確認できるようになった。クリックすればより詳細な情報を表示できる。

ブロックした広告とトラッカーの数をスタートページで確認できるように

 デスクトップ版「Vivaldi」は、「Presto」エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの多く取り入れているのが特徴だ。

 Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8//8.1/10/以降で利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能だ。モバイル版も用意されており、Android 6以降と最新のChrome OSで利用できる。

ソフトウェア情報

「Vivaldi」Windows版
【著作権者】
Vivaldi Technologies AS
【対応OS】
Windows 7/8//8.1/10/以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.2.2623.24(22/04/06)