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「Vivaldi 4.2」が公開 ~Googleなどに知られずこっそり使える内蔵翻訳機能がより便利に

内蔵のQRコードジェネレーターはコマンドやジェスチャー、ショートカットで呼び出し可能に

「Vivaldi」v4.2.2406.44

 ノルウェーのVivaldi Technologiesは9月15日(現地時間)、デスクトップ版「Vivaldi」の最新版v4.2.2406.44を正式公開した。メジャーアップデートとなる「Vivaldi 4.2」では、ビルトインの翻訳機能が強化されている。

 「Vivaldi 4.0」以降には翻訳機能が内蔵されており、Vivaldi社のサーバーにホストされているLingvanex社の翻訳エンジンを用いてWebページ全体を翻訳できる。GoogleやMicrosoft、Yahoo!といった大手ベンダーに翻訳するテキストを知られたくないというユーザーの貴重な選択肢だ。

「Vivaldi」内蔵の翻訳機能

 「Vivaldi 4.2」ではWebページ全体に加え、選択テキストだけを翻訳する機能が追加された。右クリックメニューから利用可能で、結果はポップアップで表示される。このポップアップから翻訳言語の切り替えることも可能だ。

選択テキストだけを翻訳する機能が追加
結果はポップアップで表示される

 そのほかにも、内蔵のQRコードジェネレーターをクイックコマンドやマウスジェスチャー、キーボードショートカットに割り当てて利用できるようになった。広告のないプライベート検索エンジン「Neeva」が導入され、デスクトップ版とAndroid版で利用できるが、これは米国のユーザー向けだ。

 デスクトップ版「Vivaldi」は、「Presto」エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの多く取り入れているのが特徴だ。Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10で利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能だ。モバイル版も用意されており、Android 5以降と最新のChrome OSで利用できる。

ソフトウェア情報

「Vivaldi」
【著作権者】
Vivaldi Technologies AS
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.2.2406.44(20/09/15)