ニュース
「Vivaldi 4.2」が公開 ~Googleなどに知られずこっそり使える内蔵翻訳機能がより便利に
内蔵のQRコードジェネレーターはコマンドやジェスチャー、ショートカットで呼び出し可能に
2021年9月16日 13:42
ノルウェーのVivaldi Technologiesは9月15日(現地時間)、デスクトップ版「Vivaldi」の最新版v4.2.2406.44を正式公開した。メジャーアップデートとなる「Vivaldi 4.2」では、ビルトインの翻訳機能が強化されている。
「Vivaldi 4.0」以降には翻訳機能が内蔵されており、Vivaldi社のサーバーにホストされているLingvanex社の翻訳エンジンを用いてWebページ全体を翻訳できる。GoogleやMicrosoft、Yahoo!といった大手ベンダーに翻訳するテキストを知られたくないというユーザーの貴重な選択肢だ。
「Vivaldi 4.2」ではWebページ全体に加え、選択テキストだけを翻訳する機能が追加された。右クリックメニューから利用可能で、結果はポップアップで表示される。このポップアップから翻訳言語の切り替えることも可能だ。
そのほかにも、内蔵のQRコードジェネレーターをクイックコマンドやマウスジェスチャー、キーボードショートカットに割り当てて利用できるようになった。広告のないプライベート検索エンジン「Neeva」が導入され、デスクトップ版とAndroid版で利用できるが、これは米国のユーザー向けだ。
デスクトップ版「Vivaldi」は、「Presto」エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの多く取り入れているのが特徴だ。Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10で利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能だ。モバイル版も用意されており、Android 5以降と最新のChrome OSで利用できる。
ソフトウェア情報
- 「Vivaldi」
- 【著作権者】
- Vivaldi Technologies AS
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linux(Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/10)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.2.2406.44(20/09/15)