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サイドバーに新しく「タスクパネル」を導入した「Vivaldi 5.5」が正式公開

Windows 11のスナップレイアウトもサポート

「Vivaldi 5.5」が公開

 ノルウェーのVivaldi Technologiesは10月5日(現地時間)、Webブラウザー「Vivaldi」の最新版v5.5を正式公開した。今回のアップデートでは、サイドバーに新しく導入された「タスクパネル」でタスク・スケジュール管理を効率的にできるようになるなど、新機能が追加されている。

Webブラウザーのサイドバーに「タスクパネル」を導入

 「タスクパネル」を使用すれば、ユーザーはWebブラウザーを離れることなく、[新しいタスク]ボタンからやることリストを作成して日々のタスクを把握可能。作成するタスクには期日・繰り返し・場所・説明(関連するURLを含む)・リマインダーなどの詳細情報の追加も可能だ。

[締め切り]ボタンを押して期日を指定可能
関連URLなどの補足情報も記しておける

 タスクを遂行した後に[完了]のチェックボックスをONにすると、そのタスクはデフォルトのビューには表示されなくなり(オプションで再表示も可能)、いまどのタスクが未達成なのか、ひと目で確認できるようになっている。

 また「タスクパネル」で作成したタスクは、[カレンダー]内に直接表示することも可能。なお、「Vivaldi」を初めて利用する場合、この「タスクパネル」はデフォルトでOFFとなっている。有効にするには[設定]ダイアログから[カレンダー]を選択。[メール、カレンダー、フィード機能を有効にする]のチェックボックスをONにすればよい。

作成したタスクは自動的に[カレンダー]に表示される
「タスクパネル」を有効化するにはオプション設定が必要

 これに加えて、今回のアップデートでは、アドレス欄のコード書き直しによるブラウジング速度の向上を実現。ほかにもWindows 11のスナップレイアウトに対応したことにより、簡単に隙間なく「Vivaldi」と他のアプリのウィンドウを並べられるようになった。

Windows 11のスナップレイアウトに対応

 そのほか、内蔵のメール機能「Vivaldi メール」と「Vivaldi カレンダー」、「Vivaldi フィードリーダー」がそれぞれv1.2へとアップデート。

 「メール」と「カレンダー」では、メールアカウントのセットアップ時にサーバーの詳細が自動的に設定されるようになるなど、アカウント設定の流れがより簡単なものへと改善された。加えて、不審な迷惑メールに関する警告がより明確に表示されるように変更されている。

メールアカウントのセットアップがより簡単に
迷惑メールへの警告表示も改善

 デスクトップ版「Vivaldi」は、「Presto」エンジンを搭載していた頃の「Opera 12」の思想を受け継いだ「Chromium」ベースのWebブラウザー。ユーザーとの対話を大事にし、パワーユーザー向けの機能を多く取り入れているのが特徴だ。

 Windows/Mac/Linuxに対応するクロスプラットフォーム対応アプリケーションで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8//8.1/10/以降で利用可能。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を利用して最新版へアップデートすることも可能だ。モバイル版も用意されており、Android 6以降と最新のChrome OSで利用できる。

ソフトウェア情報

「Vivaldi」
【著作権者】
Vivaldi Technologies AS
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.5.2805.32(22/10/05)